【盛岡市】しんみり、記憶や思い出と向き合う最後の1時間。8/18(月)緑が丘にあるアネックスカワトクが36年の営業を終了しました。
2025年8月18日(月)の18時、アネックスカワトクの完全閉店まで残り1時間。駐車場には次々と車が入り、閉店を見届けようと訪れた人々でお店は混雑していました。来店した人の多さとはうらはらに、1F食品売り場は空いたショーケースや什器が並びがらんとしています。
幅広い世代の人々が集まった店舗内では、それぞれが思い思いの時間をすごしていました。1Fの食品売り場と2F一部では、閉店間近の最終値下げが行われており最後の買い物を楽しむ姿がみられました。
アネックスカワトクへのメッセージボードには、沢山のエピソードや感謝がつづられています。
閉店ギリギリまでメッセージを書いたり、寄せられたメッセージをじっくりと見つめたりと、メッセージボードの前では多くの人々が足を止めていました。
名残惜しそうにたたずむ人や思い出がある場所を写真に残す人、親しい従業員さんに感謝を伝えている人。
店内のいたるところにそれぞれの記憶がちりばめられていて、地域に愛されていた店舗ということが感じられます。アネックスカワトクの閉店発表からとくに混雑した、ピザやパスタの食べ放題ができるシェーキーズも長年の営業を終了していました。東北唯一の店舗ということもあり、閉店前に訪れた方も多いのではないでしょうか。
閉店セレモニーには大勢の人々が集まり、アネックスカワトク最後の瞬間を見届けてに来ていました。
「ありがとうございました。」と最後の挨拶をし、深々と頭を下げている従業員のみなさま。それを見つめる人々からは長い長い拍手とともに「カワトクがんばれ!!」「ありがとう!」と、感謝や激励の声が送られていました。店舗へ戻っていく従業員さんのなかには涙を流している方もいて、働く人にとっても地域の人々にとっても大きな存在だったことがうかがえます。さまざまな思いが込められたセレモニーの終わりとともに、アネックスカワトクは静かに36年間の歴史を閉じました。
アネックスカワトクは残念ながら閉店しましたが、菜園にあるパルクアベニュー・カワトクは2026年で創業160周年を迎えるそうです。岩手県盛岡市の百貨店であるパルクアベニュー・カワトクへ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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